和歌山市善明寺の近畿大学付属和歌山高校(山崎宏校長)で21日、一足早い卒業式が行われ、30期生345人(うち中等部出身155人)が、慣れ親しんだ学びやを巣立った。
同校では毎年、本格的な受験シーズンを迎える前に、全員が式に参加できるようにとこの時期に卒業式を行っている。
式では、卒業生一人ひとりの名前が読み上げられ、楠山直征君(18)が卒業証書を受け取った。
山崎校長は「この先、どちらの道に進むか選ばなければならない時がある。高い志を持ち、歩み続ければ道は必ず開ける」と激励。2年生の村上拓也君(17)が送辞を述べ、卒業生の増田佳穂瑠さん(18)が「四季折々にさまざまな思い出を重ねてきた学校生活。学んできたことを糧とし、校訓を忘れず、変化しゆく社会の中で次世代を担っていくことを誓う」と答辞した。
式典後、部活動などを共にした後輩らが体育館前に花道をつくり、花束や寄せ書きを贈っていた。