和歌山市立和歌山高校(山本昌之校長)デザイン表現科による作品展「平成26年度卒業制作展・市高展」が19日まで、県民文化会館で開かれている。
同科3年生のこれまでの成果を発表する場として毎年開催。ことしは3年生の作品を中心に、約500点が展示されている。
3年生の作品が並ぶ会場には、自宅のふすまを画材に、墨汁で虎と龍を迫力満点に描いた、稲垣凪砂さんの「龍虎図」や、横300㌢×縦90㌢もの大きさのキャンバス布に妖怪の群れ「百鬼夜行」と花札の図柄を描いた山本駿さんの大作など、豊かな発想で制作された作品がずらり。ライト一つひとつに折り紙の風船を施した電飾が張り巡るブース「夏の夜」では、幻想的な空間が広がっている。
3年の宮本麻有さん(18)は「生徒の個性があふれた作品を見てもらえたら」と話している。
午前9時半から午後4時半(最終日は正午)。問い合わせは同校(℡073・461・3690)まで。