昨年8月に東京都八王子市で開かれた国際電卓技能競技全国大会の高校・一般の部でトップ3を独占した和歌山市西ノ庄の西3きょうだいが9日、同市役所の尾花正啓市長を表敬訪問し、活躍を報告した。
訪問したのは、優勝した正人さん(21)=桃山学院大学3回生=、2位の永人さん(21)=和歌山大学3回生=、3位の春香さん(26)=会社員=。3人ともそろばんの修得の次に小学5年生から電卓計算を開始。現在では、きょうだいいずれも日本一に輝いた経験を持つ実力を身に付けた。
電卓競技の実演を見た尾花市長は、その素早さに驚いた様子で、ボタンを押すこつやどのように上達したかなどを質問していた。今大会で優勝した正人さんは「日本一をとってマスコミなどに取り上げられた上に、市長にまで会わせていただき驚いています」と喜んだ。
3人を幼いころから指導している江川珠算塾の江川正博代表(65)は「教え子がトップ3独占という快挙を成し遂げたことは、努力した結果だと思います」と話していた。