県内の経済5団体でつくる県経済団体連合会の新春賀礼会が8日、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。加盟団体・企業をはじめ、県政財界などから約400人が出席し、新年の門出を祝い、鏡開きなどでことし一年の繁栄を願った。
同連合会を代表して、担当幹事団体の県中小企業団体中央会の妙中清剛会長があいさつし、国の成長戦略などについて「われわれのもとにはまだ温かい風は吹いてきていないが、国や県の支援を受けながら、5団体が歩調を合わせていかなければならない」と述べた。
さらに、ことし開かれる紀の国わかやま国体・大会、高野山開創1200年にふれ、「大勢の人が県内に足を運んでくれるに違いない。県の経済において、全国レベルの大きな波がやってきている。ことしこそチャンスの年。チャンスはわれわれが受け止める努力と勢いがないと一瞬のうちに去ってしまう。有意義な年とするために、自助・公助・共助を胸に、輝かしい県の発展の第一歩にしていきましょう」と呼び掛けた。
来賓を代表して仁坂吉伸知事は「県の施策を大いに使って、さまざまな投資の促進を助けていきたい」と祝辞。尾花正啓和歌山市長の発声で乾杯した。