東日本大震災の被災者を元気づけようと、和歌山市などの青年団体で活動している有志5人が26~29日に宮城県石巻市などを訪れ、ミカン113箱(1・13㌧)を届けた。
県青少年育成協会、日本BBS連盟、市青年団体協議会、海友会、県観光連盟、和歌山YMCA、県建築士会などが協力し、被災地訪問はことしで4回目の取り組み。
27日は石巻市で「パンダ大集合みかん狩り運動会」を開き、住民約70人が、ミカンを使ったスプーン競争などで盛り上がった。翌日は、パンダのお面やマジックアートを作る「みかんアート」を初開催。約30人の子どもが楽しんだ。
石巻の福島県二葉町、いわき市も訪問した。
メンバーの高垣晴夫さん(52)は「避難区域を通過し、人の気配の無さが印象に残っている。現地に行き、自分の目で見ることで伝わってくるものがある。まだまだ日本全体で支援する必要があると気持ちを新たにした」と話していた。