和歌山電鐵㈱(和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)は21日、運行中のクリスマス電車の車内で、小学生以下の乗客150人にクリスマスプレゼントを贈った。利用者に楽しんでもらおうと、平成18年から始まり、ことしで9回目。貴志川線の未来を〝つくる〟会などの協力を得て、実施した。
当日は、おもちゃ電車とたま電車の車両を1両ずつ使用し、和歌山駅から貴志駅までの間をおもちゃ電車は2往復、たま電車は1往復した。491人の応募の中から選ばれた子どもたちを招き、各便に25人ずつの子どもと保護者らが乗車した。
車内では名前を呼ばれた子どもの下へサンタクロースやトナカイに扮した社員が駆け寄り、文房具や各種グッズ、お菓子を詰め合わせたプレゼント袋を手渡した。
乗客の子どもたちは「ありがとう」と笑顔を見せながら、一足早いクリスマスプレゼントを喜んでいた。また、「きしがわ少年少女合唱団」がクリスマスソングを披露し、車内を盛り上げた。