最高の初夢で素晴らしい新年を――。和歌山市の中ぶらくり丁商店街(川崎博史理事長)は、枕の下に敷いて寝ると、いい夢が見られるとされる初夢枕絵1500枚を独自に製作。同商店街協賛店で無料配布している。
昨年に続く2年目の企画。1500枚制作し、家族全員分をもらっていく人も多く好評という。
イラストは昨年同様、同市の漫画家マエオカテツヤさんに依頼。6匹の招きネコと、来年のえとのひつじが擬人化されて描かれ、宝船に乗りこんでいる。
初夢は元日または1月2日の夜に見るもの。宝船の絵に、回文(後ろから読んでも同じ文)の和歌を書き添えるか、3回唱えて枕の下に敷いて眠れば、縁起のいい夢を見るとされている。
イラストには、すでに回文の和歌が印刷されており、川崎理事長(72)は「お客さんにぜひ素晴らしい夢を見て、いい新年を迎えてもらいたいですね」とにっこり。「日本独自の習慣を大切にしたい。初夢を見た後は枕絵を額に飾って幸運を招いて」と話している。
31日まで(なくなり次第終了)。問い合わせは川崎理事長(℡073・431・2228)。