県立医科大学に薬学部を設置する構想が浮上していることについて、仁坂吉伸知事は「私はぜひ作りたいと思って準備を進めている」と強い意欲を示した。9日の県議会本会議で中拓哉議員(公明、和歌山市)の一般質問に答えた。
薬学部の新設構想については、県が検討を進めており、10月に立ち上がった県と和歌山市の政策連携会議でも市側から提案があった。
同構想と同市の中心市街地再開発計画との関連を問う中議員の質問に対し仁坂知事は、具体的な言及はしなかったが、「例えば、県立医大に薬学部を設置して、街の真ん中に持ってくると、いつも学生や教授がいるということだから、その周辺のにぎわいがつくられてくる」と答弁した。