12月10日に施行される特定秘密保護法に関する学習会「やっぱり廃止しかない!STOP!秘密保護法」が1日、和歌山市北出島のプラザホープで開かれた。
「STOP!秘密保護法わかやま共同行動」が主催。弁護士の芝野友樹さんを講師に、約30人が運用基準を踏まえながら、今後どのようにしていけばよいのかを考えた。
芝野さんは「運用基準ができても、問題性のある法律」とし、特定秘密の範囲が不明確で広範であること、単なる安全保障でなく、治安や公安の目的に利用される可能性があることなど、問題点を指摘した。
「一番問題なのは、有効期限が終わった後に、特定秘密を破棄できてしまうこと。秘密が秘密のまま、破棄されることがあってはならない」と訴え、「国の秘密はどうあるべきか、法令の枠組みから、もう少し考える必要がある。施行後も問題意識を持って、監視の目を向けているということを政府に示すことが重要」と呼び掛けた。