韓国で開かれた仁川アジア大会に出場し、競泳男子1500㍍自由形で銀メダルを獲得した県出身の山本耕平選手(23)=ミズノ=が21日、母校の和歌山市立雑賀小学校(森田啓子校長)を訪れ、全児童740人と交流した。
山本選手の銀メダル獲得を受け、6年生が「偉大な先輩に会ってみたい。児童みんなに山本選手のことを知ってもらいたい」と交流会を企画し、実現した。
交流会は体育館であり、全児童の拍手を受けて山本選手が入場。山本選手にとっては約10年ぶりの校歌を披露し、6年生の土山夏未さん(12)が「会えるのをずっと楽しみにしていました。私たちも勉強、スポーツを頑張るので、山本選手もオリンピックを目指して」とあいさつ。児童から花束を受けた山本選手は、小学校時代を振り返りながら「小学校の文集に『オリンピックに行く』と書いたのを覚えている。夢を言葉に、文章にするとかなうかもしれません。もちろん夢をかなえるための努力も必要だけど、かなえるという強い気持ちをもつことも大切」とエールを送った。
交流会の後、山本選手は2年生や6年生の教室を訪れ、児童と一緒に授業を受けるなどしてふれあった。