着物に似合う和髪に挑戦する「自分結い和髪講座」が16日、和歌山市内で開かれ、女性9人が日本の和の魅力を味わった。
着物を楽しむ機会を増やそうと、同市の伝統色彩士協会の講師・木村隆子さん(57)が企画。木村さんの知人の舞踏家で、東京で着物と和の隠れ家サロンを営む上籔洋子さんが講師を務めた。
参加者は上籔さんの指導を受けながら、ボリュームを出すための詰め物を入れ、ヘアゴムやピンをうまく使い分けながら丁寧に結い上げていった。セット後は、秋が深まる和歌山城を散策。艶やかな和髪が和装を引き立てていた。
大阪市から参加した藤近はるみさん(47)は「毎回美容室でセットしてもらうのは大変なので、自分でできるよう練習したいですね。夫とデートでもしたい気分」と笑顔。上籔さんは「和髪は、着物姿を素敵にするためのファッションアイテム。髪飾りで現代アレンジもでき、着物の楽しみが広がりますよ」と話していた。