人権について理解を深める「ふれあい人権フェスタ」が15日、和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれた。人権に関わるNPOやボランティアなど約150団体が飲食や展示でブース出展するなどし、大勢でにぎわった。
人権を考える強調月間(12月10日まで)にちなみ、県などが主催。ステージでは県立さくら支援学校の生徒や、障害のある子の保護者の会「海南たんぽぽの会」が和太鼓演奏を披露。プロボクサーの真道ゴーさんの講演「自分らしく生きる」の他、人権の詩(こころのうた)の表彰式、よさこいや落語などの発表があった。
展示ブースでは、さをり織りのデモンストレーションや点字体験などがあり、手話を紹介するブースでは、訪れた人が自己紹介の仕方や簡単なあいさつの手話を教わっていた。
岩出市から訪れた主婦(41)は「いろんな団体の方が活動されているんだなと思いました。相手を理解しようとする気持ちが大切ですね」と話していた。