紀の国わかやま国体・大会のグッズなどを販売する、和歌山市美園町の国体魅力発信ショップ「きいちゃんステーション」(和歌山MIO1階)で26日、和歌山市出身のオリンピックレスリング競技メダリストの湯元健一さん、進一さん兄弟が一日店長を務めた。
同ショップは、県がNPO法人わかやまスポーツ伝承館に業務委託し、ことし2月に開設。メダリストが一日店長を務めるのは初めてで、県内でレスリングに取り組む子どもらが多く詰め掛けた。
県JAビル(同市美園町)で開かれた、県主催の湯元兄弟とのふれあいイベントに出演した後、湯元兄弟は同ショップへ。店頭に立った2人は訪れた子どもたちと記念写真を撮ったり、握手したりしてふれあった。
買い物客には湯元兄弟のサイン入り色紙限定10枚が当たる抽選も。色紙をゲットした、年中からレスリングに取り組む上富田町立岩田小5年の宮本瑛大君(11)は「湯元兄弟はお手本のような存在。会えてうれしかった」と笑顔。
健一さんは「オリンピックの選手とふれあうことで、子どもたちの刺激になればうれしい」、進一さんは「国体では身近にアスリートの活躍が見られる。僕自身も国体を盛り上げていきたい」と話していた。