和歌山大学付属小学校の4年C組の児童と、ファミリーマートが共同開発したご当地スイーツ「わかやまポンチ~ハチミツじゃばらムース」が完成。11月7日から12月4日までの期間限定で、関西や中国、四国地方のファミリーマート約2900店で販売される。
発売を目前にした28日には同校でお披露目を兼ねた試食会が開かれ、児童たちは和歌山愛がたっぷり詰まったスイーツを味わった。
わかやまポンチは、県と全国わかやまポンチ協会(田上義人総裁)が普及活動を進めており、児童と同社のコラボレーションはことしで5年目のプロジェクト。クラスで6月からアイデアを出し合い、和歌山トライアンズの川村卓也選手を審査員に招いた試作コンペを開くなどして商品化を進めてきた。
完成したわかやまポンチ(税込み250円)は、県産の梅のジャム、じゃばら、ミカンなどを使用。これまでの商品は梅の甘露煮だったが、初めて梅のジャムを使った「梅ゼリー」を開発した。梅ソースをかけ、ハチミツじゃばらムースやホイップクリームなどが3層になっている。
11月11日には児童が「一日子ども店長」として、ファミリーマート県庁前店、ロイネット店で販売する(午後1時半~3時半)。また同期間に、果樹王国として県と「ライバル協定」を結ぶ岡山県の岡山フルーツパフェ(360円)も販売される。
市埜龍成君(9)は「みんなのアイデアが詰まったポンチができてうれしい」と満面の笑み。松下莉子さん(10)は「おいしくてフルーツも鮮やか。岡山のパフェに負けないよう、お客さんにPRしたい」と意気込んでいた。