11月にもメキシコで予定されていたボクシングWBC女子世界フライ級王者・真道ゴー選手(27)=グリーンツダ所属=の3度目の防衛戦が、一転して12月後半、大阪での実施に変更を余儀なくされていたことが25日までに分かった。現地プロモーターのスポンサー獲得が難航し、試合が開催できなくなったとみられている。
メキシコでの試合は、WBCが相手を指名する指名試合で、同級世界ランキング1位のアレリー・ムシノ選手と対戦する予定だった。大阪での防衛戦は、ジムサイドが相手を指名する自由防衛試合になる予定。相手に振り回される形になった真道選手だが、大阪の試合に関しても「強い相手と戦わせてください」とジム側に申し入れるなど、闘志が消えることはない。
現在の真道選手は、トレーニングを少し落として、走り込みなどで重点的にスタミナを強化中。真道選手のブログを見たファンからは、「日本で試合を見られるのはうれしい」と、歓迎する声が寄せられた。
次期防衛戦に向け真道選手は「指名であろうと、自由防衛であろうと、最低条件は『勝つ』こと。移籍などのことで多くの人に支えてもらったので、恩返しするつもりで勝利したい」と意欲を見せている。