秋の和歌山城を彩る人気恒例行事「菊花展」が11月16日まで、和歌山公園表坂登り口付近で開かれている。
和歌山菊の会(松本貞会長)が主催し、ことしで58回目。会場には、黄色、白、ピンク、紫など絢爛豪華な菊や盆栽など約400鉢が並ぶ。菊の中には、20㌢以上まで大きく育った花もあり目を引いている。会員によると、菊は5月ごろ、挿し根を行い、その後は6月、7月と成長に合わせて植え替えなどを行い、丹精込めて育てられている。
栽培を始めて6年目の同市市小路の池尾隆男さん(80)は「毎日の水やりや、日当たりの確認など、子どものように大切に育てているんですよ」と話していた。