和歌山市観光協会は、市内の観光回遊を高めようと来年3月31日まで、市内施設に宿泊した人を対象に、タクシー料金を大幅に割り引きする観光タクシー事業を展開している。
タクシー料金は、2時間の貸し切りで1人2000円(2人から利用可能)。通常のタクシーでは、2時間利用で8000~9000円の料金が発生するため、2人であれば半額で利用できる計算。同協会が総事業費150万円の予算を組み、タクシー料金不足分を補填(ほてん)する。2時間を超えた場合には、追加料金が必要。
また、和歌山デスティネーションキャンペーン期間中の12月13日までは、特典として語り部の案内サービス(通常依頼は1時間1000円)が無料になる。
受け付けは、同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル)で営業する「わかやま旅案内所」(℡073・422・0048)で行い、提携のタクシー事業者9社に振り分ける。同所担当者は「市内の観光施設を熟知したドライバーが案内しますので、多くの人に市内の観光を楽しんでいただければ」と話している。