来年県を拠点に開催する全国高校総合体育大会(インターハイ)を前に、先催地である南関東の生徒から「友情の花の種」を受け取る伝達式が23日、和歌山市内で行われる。式で来県した生徒に渡す記念品として、県立和歌山ろう学校(島田健司校長)が製作していたトートバッグが完成し、12日、西下博通県教育長に32個を届けた。
毎年マリーゴールドなどの種が「友情の花の種」として先催地から次の開催地に受け継がれる。この日、教育長室に同校高等部の長坂真由美さん(18)、塚賢仁君(16)、岡本桃加さん(16)が訪れ、西下教育長に記念品を手渡した。
西下教育長は「和歌山の思い出をたくさん詰めて帰ってもらいたいですね」と感謝。バッグにはインターハイのテーマやロゴとともに躍動感ある黒潮がデザインされ、3人は「喜んでもらい、大切に長く使ってほしい」と思いを寄せた。