ことし5月ごろから頻発していたトラックのバッテリーを狙った窃盗事件で、岩出署や機動捜査隊など4署1隊の合同捜査班は8日、紀の川市桃山町市場の無職、西川芳邦容疑者(47)について、計20件の窃盗(部品ねらい)事件の犯行を裏付け、和歌山区検に送検し捜査を終結したと発表した。
岩出署によると、西川容疑者は5月19日から有田市内で同容疑で現行犯逮捕される7月6日までの間、夜間の駐車場に止めたトラックなどを狙い、バッテリー盗を繰り返していたとされる。犯行区域は、和歌山、紀の川、有田、御坊、かつらぎ、日高川の4市2町。被害総額は未遂を含め約90万円。西川容疑者はバッテリーを金属回収業者に売り、現金約10万円を手にしていたという。調べに対し「金はパチンコなどに使った」などと話し、全ての事件について容疑を認めているという。