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和歌山セーリングセンターが開所

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 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで7日、「和歌山セーリングセンター」の開所式が行われ、仁坂吉伸知事をはじめ県職員、来賓、中高大学生のヨット競技選手ら約70人が出席して完成を喜び合った。

 同センターは、全国高校総合体育大会(インターハイ)のヨット競技の定点開催や、来年の「紀の国わかやま国体」セーリング競技開催に向け、既存のディンギーハウスでは手狭になったため新設が切望されていた。文部科学省からはナショナルトレーニングセンター競技別(セーリング競技)強化拠点指定を受けており、日本のセーリング振興に寄与する新施設として注目を集めている。

 式典で、仁坂知事は「待ちに待った開所式を迎えることができて感謝申し上げる。全国の選手がマリーナ沖で勝負して世界への道を目指す拠点としていただきたい。また、子どもたちや障害者にも海に親しんでもらえるような施設を目指したい」とあいさつ。

 続いて、世耕弘成参院議員、門博文衆院議員、河野博文日本セーリング連盟会長らが祝辞を述べ、県セーリング連盟の中井國雄会長が「世界に羽ばたく選手の育成に尽力するとともに、セーリングの面白さを多くの人に知ってもらいたい」と謝辞を述べた。

 同センターは、1階が艇庫など781・7平方㍍(艇庫551・9平方㍍、最大200艇程度収容可能)、2階が管理棟637・6平方㍍(事務室、会議室2室、シャワー、ロッカー、エレベーター他)となっている。総工費は4億5164万円。

 県は、トップアスリートが同センターに集まることで、競技水準の向上や観光面の経済波及効果、「トレセンの街」として和歌山の海を国内外にアピールできるなどの効果を期待している。

完成を祝ってテープカットを行う仁坂知事(中央)ら

完成を祝ってテープカットを行う仁坂知事(中央)ら


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