昨年8月に紀の川から和歌山市の六十谷橋下に引き上げられた直径約4㍍、 周囲約12㍍を誇る巨大流木(クスノキ)が同市岩橋の県立紀伊風土記の丘で保存、 展示されるに当たり、 13日から保存処理や運搬作業が始まった。
同施設によると、 巨大流木は古墳時代頃に生育しており、 350年後(推定樹齢)に成長が止まっている。 この歴史的モニュメントを多くの県民に体感してもらおうと、 同時代に築造された岩橋千塚古墳群とともに、 同施設で保存、 展示されることが決まった。
作業では巨大流木をチェーンソーで縦に3~4分割し、 6月上旬に施設へ運び込む予定。 今後は流木切断のために洗浄作業を行い、 泥などを洗い流していく。
運び込んだ流木は施設で保存し、 展示に向けて組み立てる。 展示は来年2月ごろを予定している。