県産品をPRしようと、〝土を耕す〟JA紀の里と、〝海を耕す〟近畿大学が丼でコラボレーション。那賀地方の地場産野菜と、近大の養殖魚などを使った「めっけ丼」を9月6日から、同JAファーマーズマーケット「めっけもん広場」(紀の川市豊田、岡田芳和店長)で期間限定で販売する。同大では「安心安全な養殖魚を直接食べてもらい、知ってもらいたい」と話している。
同JAや同大生物理工学部が参加する「那賀振興まちづくり連絡会議」の取り組みの一環。来年3月22日までの土・日曜、めっけもん広場のイートインコーナー「イーテン」で販売する。午前11時からと午後1時からの一日2回、各100食限定。価格は1杯税込み600円。
丼のメニューは週替わり。例えば9月は第1週がマグロ丼、第2週がブリ丼、第3週がイシダイ丼、第4週がカンパチ丼になる。野菜はネギ、レタス、ミズナ、オオバなど、その時々の旬のものを使用する。
養殖魚の他、近大生石農場で生産している「近大おいし鴨」を使ったカモ丼も登場する。
和歌山信愛女子短大講師の西出充德さんが調味監修。たれにも那賀地方の果実を使うなど、こだわっているという。
丼の販売期間中、イーテン利用者を対象に、毎月抽選で10人に「旬の農産物詰め合わせセット」をプレゼントするスタンプラリーも実施する。