おととし2月ごろから和歌山市内で散発的に発生していた、昼間の留守宅を狙った窃盗事件で、和歌山西署と和歌山東署の合同捜査班は29日、ともに無職で和歌山市新通在住の橋本紀行(36)と中本勇(46)の両被告=窃盗罪で起訴=について、未遂を含む計24件の犯行を裏付け、和歌山区検に送検して捜査を終結したと発表した。
和歌山西暑によると、2人はおととし2月6日ごろから、ことし4月22日ごろまでの間、一般住宅を狙って、腰高窓や掃き出し窓をこじ割って侵入し、金品を盗んだとされる。被害総額は約1095万円に上り、そのうち現金が約1032万円。犯行区域は和歌山、紀の川、有田、かつらぎ、湯浅の3市2町に及んだ。橋本被告は4月22日に窃盗容疑で現行犯逮捕、中本被告は6月13日に同容疑で逮捕されていた。
橋本被告は、3度逮捕された犯行については認めているが、中本被告との共犯については否認、余罪については黙秘しているという。中本被告は全事件について犯行を認めているという。