県と中国山東省がことしで友好提携30周年を迎えたことを記念する観光写真展・回顧展が27日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛1階展示ホールで始まった。同省の観光地の写真50点と、県と同省の歴史を振り返る写真40点をパネル展示。初日はオープニングセレモニーが行われ、来日した同省訪問団の李栄(りえい)団長と仁坂吉伸知事らが共にテープカットをして開幕を祝った。9月3日まで。
セレモニーには訪問団9人を含め、約100人が参加。仁坂知事は「山東省とは30年間ずっと仲良く、最近では商業や観光などの関係も強化している。30周年を迎え、あらためて友好関係に思いをはせながら、山東省への憧れを高めることが大事」。李栄団長(同省外事弁公室副主任)は「孔子の『三十にして立つ』という言葉のように新たな一ページが開かれるよう願う。ぜひ皆さん、山東省にも来てください」とあいさつした。
その後、面を一瞬で変える中国伝統の技「変面」が披露され、仁坂知事、李栄団長ら6人でテープカットを行った。
県と山東省は、昭和58年4月18日に友好提携を締結。会場には、夕陽、雪景色、夜景など、同省の美しい観光地の風景の他、調印式の様子など両者の交流を振り返る写真パネルが並んでいる。
午前9時半から午後5時まで。入場無料。展示会の問い合わせは県文化国際課(℡073・441・2057)まで。
関連企画 30日には中国琵琶ミニコンサート(申し込み不要)、31日には字を絵画のようにデザインする中国の伝統文化「花文字」を体験する「吉祥花文字体験」(要申し込み)がある。ともに展示ホールで午後1時半から。参加無料。
体験の申し込みは県国際交流センター(℡073・435・5240)へ。