自宅を燃やそうと玄関に火を付けたとして、 岩出署は11日、 紀の川市貴志川町長原の無職、 佐本弘容疑者 (29) を現住建造物等放火未遂の容疑で逮捕した。
同署によると、 佐本容疑者は同日午前3時半ごろ、 自宅の玄関先で、 植物油を染みこませたキッチンペーパーに点火し、 家を燃やそうとした疑い。 火災報知器の音で火災を発見した父親 (64) が、 水を掛けて消火。 玄関ドアのパッキン部分の焼損で済んだという。
通報を受けた同署員が家族などから事情聴取を行い、 所在不明だった佐本容疑者を同町前田の以前に家族で住んでいた空き家で発見。 犯行を自供したため逮捕した。
佐本容疑者宅は両親と弟、 祖父母の6人家族で一戸建て。 犯行時は佐本容疑者を除く家族が2階寝室で就寝中だった。 佐本容疑者は 「自宅を燃やそうと思って玄関に火を付けた」 と容疑を認めているという。
同署は動機などについて調べを進めている。