係内で積み立てた金を着服したとして県警が30日、岩出署生活安全刑事課強行犯係の男性巡査(20歳代)を減給10分の3、3カ月の懲戒処分にしたことが分かった。巡査は同日付で依願退職したという。
県警によると、巡査はことし6月上旬、係内の懇親会などで使用するために積み立てていた現金約9万円(10人分)を、同僚警官の机の引き出しから盗んだ疑い。巡査は、同僚の休暇中を狙い、早朝に鍵を開けて盗みを働いたという。今月8日になって、管理していた同僚警官が金がなくなっていることに気付き、探していたところ、自ら着服を打ち明けたという。調べに対し巡査は「生活費に困っていた」と話しているという。
すでに全額返済されていることなどから、立件はしない方針。