昨年12月に明らかになった、県内で初めて米軍が参加することし秋の大規模防災訓練で29日、米軍がオスプレイなど輸送機4機を参加させる方針であることがが分かった。仁坂吉伸知事が定例会見で訓練の詳細を明らかにした。
同機参加の訓練はことし10月19日、南海トラフ地震で甚大な津波被害に遭うと予想される、田辺、白浜、串本の各市町を舞台に展開。南紀白浜空港などを拠点に、米軍は傷病者搬送、物資輸送など各種救援活動訓練を行う。同機2機の他、輸送機「スーパースタリオン」2機も参加する計画。オスプレイは当日、米軍岩国基地から訓練現場に向かう予定。
オスプレイの飛行ルートについて県危機管理局の高瀬一郎局長は「軍事訓練ではないので、高い高度での飛行や住宅街を外したルートの設定など今後、話を詰めていきたい」と話している。