第19回県サッカー選手権大会の決勝が6月29日、紀の川市の桃源郷運動公園陸上競技場であり、アルテリーヴォ和歌山が海南FCを7―0で下し、優勝を飾った。アルテリーヴォは大西が前半だけでハットトリックを達成するなど、終始ゲームを支配し、格の違いを見せつけた。
アルテリーヴォはこの試合で20本のシュートを放つなど、攻め続けた。守備でも海南FCのシュートを2本に抑え、攻守にわたって圧倒した。
前半14分に長身FW・大西が先制となるヘディングシュートを決めると、2分後には左足で追加点。さらに前半終了間際に再び頭でたたき込み、ハットトリックを達成した。その他、前半には永瀬、後半には宮本、芝﨑、佐藤がそれぞれ1点を加えた。
優勝したアルテリーヴォは第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場する。1回戦は7月5日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で静岡県代表の藤枝MYFC(J3)と対戦する。
辻本監督は「途中から出た選手もやるべきことを意識してやってくれた」と振り返った。ハットトリックの大西は「みんなのおかげで取れた点。天皇杯も自分たちの戦いをして勝ちたい」と話した。