桃を使った新飲料が仲間入り――。JAわかやま(和歌山市栗栖、川口順弘代表理事組合長)は26日、「生姜丸しぼり」「梅ひと雫」に次ぐ「Wakayama GingerAle(わかやまジンジャーエール)」シリーズの第3弾「桃ほのか」を7月1日から3カ月の期間限定で発売すると発表した。新商品は近畿圏内の郵便局約3000局で取り扱われる。20本入り1ケース3000円(税・送料込み)。
わかやまジンジャーエールは、JAわかやま、和歌山商工会議所、和歌山市、市農業委員会が開発を進める飲料シリーズで、第1弾の「生姜丸しぼり」は発売から5年目を迎える。いずれの商品も、生産量全国2位を誇る同市の新ショウガを使用。新商品は新ショウガと、主に県で栽培した白桃の果汁を微炭酸で合わせ、桃の香りが楽しめる優しい口当たりに仕上げた。
この日、JAわかやま本店で発表会が開かれ、関係者ら約40人が出席。川口組合長は「桃ほのかはフレッシュで優しい味わい。清涼感を踏まえながら、〝ほんまもん〟のショウガの余韻が楽しめるよう開発してきた。幅広い年代の方に飲んでいただける」とあいさつした。
商品を扱う、日本郵便㈱近畿支社の西田一真副支社長は「和歌山のショウガを全国に発信し、お客さまに届けていく役目がある。消費の拡大につながれば」と話した。
その後、試飲会が行われ、出席者からは「甘いけどさっぱり」「ほのかにショウガが効いている」などの声が上がった。
販売は9月30日まで。