県教育委員会は25日、昨年11月に死亡事故を起こした御坊市立小学校の男性教諭(27)を、同日付で減給10分の1、3カ月の懲戒処分とした。
県教委によると、教諭は昨年11月4日午後5時50分ごろ、同市の県道を軽乗用車で走行中、横断歩道付近にいた女性(当時79)と衝突。女性は外傷性ショックで死亡した。
教諭は先月21日、自動車運転過失致死罪で、罰金100万円の略式命令を受けた。教諭は「子どもたちに大変申し訳ないことをした。保護者や地域の方に多大な迷惑を掛けた」と話しているという。
県教委は「人の命に関わり、十分重く受け止めている」と陳謝した。同校の男性校長(57)は、文書で厳重注意を受けた。これで、本年度の教職員の懲戒処分は2件2人となった。