海南市下津町の仁義地区で、特産のビワが出荷の最盛期を迎えている。
仁義では、水はけの良い傾斜地を利用し、明治24年からビワを栽培。現在148戸の農家が合わせて約14㌶の畑で作っており、県内一、関西有数の産地として知られている。
6月に入り、収穫がスタート。みずみずしく甘いビワの実が各農家でパック詰めされ、引尾のJAながみね仁義集荷場に次々と運び込まれている。職員のチェックを経て、京阪神を中心に関東や北海道に出荷。今月下旬まで昨年並みの130㌧が予定されている。
臨時直売所もオープン。収穫されたばかりの箱詰めが購入できる。午前9時から午後3時まで。
JAの北山浩章さん(40)は「ことしは雨が少なく小ぶりですが、その分、味がおいしく仕上がっています」とPRしている。問い合わせは仁義集荷場(℡073・494・0709)。