50歳未満の中小企業の経営者らでつくる「県中小企業家同友会青年部会」(83人)の第3回総会が14日、和歌山市屋形町のルミエール華月殿で開かれ、県内や近畿圏から会員ら約60人が出席した。
第一部では、ことしの活動方針など7議案が全採択された。また役員改選が行われ、正副幹事長4人、委員19人らが選出された。
新幹事長に選ばれた新宮支部の岡鼻崇さん(㈲岡鼻保険事務所)は「ことしの活動テーマは『自知学行』で、自分を知った上で学び、行動に移すという意味を込めた。若さと活力で会と地域、商売を発展させたい」と力強く抱負を述べた。
副幹事長には、紀南支部の芝三千哉さん(V COFFEE)、和歌山支部の秋山総一郎さん(秋山逓走㈱)、紀北支部の岡井良樹さん(㈱おかい商店)が就任した。
第二部では、前幹事長で、消防用設備に関する業務を行っている同市有本の㈲マルヤマ三紀商会の山下広和さん(45)が「人・時間・お金~自社状況悪化からのキセキ~」と題して記念報告を行った。山下さんは、幹事長を務めた一年半について「大変な役職でしたが多くのことを学び、たくさんの仲間に出会えたことが財産です」と振り返った。
さらに、同会に入ったことにより「先輩たちのアドバイスを聞き、従業員への接し方や少人数でもやっていける体制に改善した結果、自社の状況を好転させることができた」などと語った。