海南市は、船尾の旧第一中学校跡地で進める「(仮称)西部スポーツセンター建設事業」で、6月定例会へ整備(本体)工事の関連議案を提出している。簡易宿泊施設やフットサルコートを備えた総合スポーツ施設の整備。来年4月下旬のオープンを目指している。
事業は平成25年度に着手。鉄筋コンクリート造り、3階建て、延べ床面積約1600平方㍍の特別教室棟を改修、耐震化して1階部分を管理棟、2階と3階を宿泊施設にする。宿泊定員は約100人の計画。また、屋上を津波緊急避難所として活用する。
グラウンドは人工芝のジュニアサッカーコート(50×68㍍)に整備。その内にフットサルコート(35×15㍍)3面を配置する。体育館は既存施設を利用し、この他、天然芝の多目的広場、普通車やマイクロバスを合わせて約110台の駐車場を設ける。概算事業費は約6億4500万円。設計は㈲知念総研(知念章雄代表取締役)=和歌山市=。
今議会に提出した議案は本体工事の請負契約締結で、契約額は2億7324万円、請負人は下津建設㈱(鯨拓也代表取締役)=下津町黒田=。工事内容は建築本体、外構、グラウンド整備となっている。議決されれば着工の運び。来年春の完成を目指す。