紀の国わかやま国体・大会に向け、和歌山市つつじが丘に建設されていた「つつじが丘テニスコート」が完成し、市は8日から、一般向けの利用の受け付けを開始する。オープン記念式典は7月5日午後1時から同所で行う。2日の定例会見で大橋建一市長が明らかにした。5日には、報道機関を対象にした内覧会が行われる。
同施設は、屋内外コート計20面、観客席は計約1800席。シャワーが利用できる5階建てクラブハウスが設置されるなど、県内有数の設備を持つ施設が誕生する。駐車場は無料で、総収容台数132台。指定管理者のミズノグループが運営する。
開館記念式典後の午後2時15分からは、屋内コートで元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんを招いたテニスクリニックを実施。参加する小中学生36人、一般36人の計72人は決定済みだが、約300席ある観覧は、予約なしで入場できる。オープン当日は、一日を通して自由に見学できる。
問い合わせは同テニスコート管理事務所(℡073・488・5702)。
市はことし1月から、同テニスコートの命名権募集を初めて実施。企業などからの応募を期待したが2日現在、1件も寄せられなかったという。
大橋市長は、「(今の段階では)お金を出してまで命名する魅力を感じてもらえなかった」とし、「再公募も考えたい」と述べた。