夏の参院選を前に無所属の大江康弘参院議員(59)が今月中旬にも議員辞職する意向を固めた。 次期参院選では、 自民党からの比例代表での出馬を目指す考え。
大江事務所関係者によると、 国会法109条の2の規定に 「比例代表選出議員が当選後に、 選挙時の所属政党以外の政党に所属することとなったとき失職する」 と定められていることから、 任期を満了するかたちのまま現職で自民党に移籍すると法に抵触する恐れがあることから決めたという。
大江議員は平成19年7月の参院選で民主党の比例代表で当選。 20年8月には改革クラブ結成に参加したが、 22年に幸福実現党に入党し注目を浴びた。 その後に同党が同年沖縄県知事選に独自候補擁立決定に反発して半年後に離党。 おととし9月には自民党の会派に入会し議員活動を続けていた。
県内の自民党集会にも度々出席しており、 支持者らにも説明を終え理解を得ているという。 自民県連幹部は 「思い切った行動を取れるリーダーシップ力がある人。 党からの出馬を歓迎し活躍を期待している」 と話している。