プロバスケNBLの和歌山トライアンズは5、6の両日、ノーリツアリーナ和歌山(和歌山市)でのホームゲームでつくばロボッツと対戦し、2連勝でチーム連勝記録を9に更新した。1ゲーム差で追っていたウエストリーグ1位のアイシンシーホース三河は5日、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋に敗れた(6日は勝利)ため、同率でウエスト1位に躍り出た。
ウエスト戦(残り6試合)終了を目前にアイシンとの直接対決(26、27日ホームゲーム)も残しており、1位通過でのプレーオフ進出に期待がかかっている。
〔5日〕和歌山92(25―14、23―8、26―12、18―15)49つくば
〔6日〕和歌山108(33―5、26―10、26―15、23―14)44つくば
アイシン敗戦の知らせを受けて臨んだトライアンズは5日、持ち味の速いパス回しでロボッツを終始翻弄(ほんろう)し、最後まで試合の流れを渡さなかった。
第3ピリオドには丸山公平(ポジション・シューティングガード)が試合デビューを迎え、阿部佑宇の速攻から受け取ったパスを確実にゴールに沈め、初得点を飾った。
圧勝の勢いに乗ったまま翌6日の試合でも、前半に青野文彦が豪快なブロックショットを披露すると、負けじと後半にリック・リカートやマイケル・パーカーの豪快なダンクが飛び出すなど、観客大満足で試合を終えた。
ジェリコ・パブリセビッチヘッドコーチは「次のアイシンとのホーム戦は、レギュラーシーズンの決勝戦ともいえるので、多くのファンに会場に足を運んで応援してもらいたい」と話している。