25日に富山県で開幕する「第9回春の全国中学生ハンドボール選手権大会」に県を代表して出場する、紀の川市の貴志川中学校(男子)と荒川中学校(女子)の活躍に期待が高まっている。貴志川は4年ぶり3回目、荒川は4年連続6回目の出場。大舞台に挑む選手たちの気合は十分だ。
大会には各都道府県大会を勝ち上がった男女各48校(開催地枠1校)が出場。貴志川、荒川は昨年の県大会で優勝し、全国切符を勝ち取った。
貴志川は主将の高田が攻守の要。身長182㌢の高さを武器に、ダイナミックなプレーでチームを引っ張る。ポストの山中、センターの片井も攻撃の中心選手。県大会以降は1対1の強化に時間を費やし、各地の遠征などでチームを強化してきた。
高田主将は「チーム全体で勝てるように頑張りたい。できれば優勝を狙いたいです」と意気込んでいる。
荒川は児玉、高瀨を軸に、ポストの上田とのコンビネーションで攻撃を展開。ここ数年で近畿の強豪校に成長し、今大会でも優勝を狙う力は十分だ。全国レベルで比べると個々の能力が劣る分、組織力で対抗。大舞台では本来の実力を発揮できない傾向にあるが、ことしはメンタルの強い選手がそろった。
児玉、瀨は「みんなが一つになって勝ちたい。まず初戦を突破し、優勝したい」と闘志を燃やしている。
貴志川の初戦はHC江津(島根)、荒川はシードのため、2回戦で鶴城(熊本)と中田(宮城)の勝者と対戦する。 両校のメンバーは次の皆さん。
〔貴志川〕監督=井本智基▽選手=片井壮太、川上一馬、岡田真幸、玉城海人、高田雄以、中前遼、山中康平、西本幸矢、亦瀬龍輝、上原悠矢、山本康士郎、岩本竜弥、田上和杜、田幡俊幸、中野領、吉村吏玖人、米田幹矢、明渡友希、中西雄万、山本開也、池中将真、福島拓真
〔荒川〕監督=鎌田慧子▽選手=北葉月、岡彩莉、児玉愛佳、瀨温稼、大森涼夏、阪中梨乃、上田菜生、柳川佳那、岡苑佳、阪中萌恵、村井梨園、若城紬