人気アイドルグループAKB48の握手券販売名目に現金をだまし取ったとして詐欺罪に問われている東京都世田谷区の無職、 佐々木重春被告 (22) の初公判が26日、 和歌山地裁 (河畑勇裁判官) であり、 佐々木被告は 「間違いありません」 と起訴内容を認めた。
冒頭陳述などによると、 佐々木被告は昨年7月5日、 大手オークションサイトに 「AKBの握手券350枚20万円です」 などの情報を掲示。 情報を見てメールで連絡があった湯浅町在住の女性 (当時23) に 「14万円で300枚です。 前金14万円2回払いでお願いします」 などと言葉巧みにだまし、 同月10日に現金7万円を銀行口座に振り込ませ、 だまし取ったとされている。 サイトには握手券の画像を掲載していたが、 実際には保有していなかったという。
検察側は、 佐々木被告自身もAKBのファンで、 アルバイトなどでためた金がなくなったので、 オークション詐欺を思いついたと経緯を明かした。