和歌山県は14日、海南市下津町の塩津漁港で採取した養殖マガキから、自主規制値の4倍にあたるまひ性貝毒が検出されたため、和歌山市大川から和歌浦湾までの二枚貝の採捕や出荷の自主規制を依頼した。
県によると、12日に塩津漁港で貝毒分析を行い、14日に自主規制値を超えるまひ性貝毒の検出を確認。和歌山市、海南市の6漁協に自主規制を呼び掛けたという。
貝毒は主に二枚貝が毒素を持った植物プランクトンを食べて体内に毒が蓄積した状態で、食べると重症の場合は体が思うように動かなくなり、死亡に至ることもある。
県は今後、規制海域での貝毒検査を継続して実施するとしている。