和歌山市内を流れる内川「大門川」や「市堀川」で25日までに、多数の汚泥が浮かび流れているのが確認された。
市環境政策課が調べたところ、原因は、農期を終え川の水が少なくなった大門川の底にたまった汚泥表層が、剥がれて流れたとみられている。同課職員が、バケツで川の水をくみ上げて調査したところ水質には問題なかった。同現象は昨年6月にも市が確認している。
大門川は以前から、水質悪化が取り沙汰されている。汚泥は、半数以上が都市化による生活排水が原因で、その他に工業排水も関係しているという。現在、県が川の下流から上流に向けて、川底の土砂を取り去るしゅんせつ工事を進めている。県河川課は、「内川の水質改善に向けて、さまざまな取り組みを行っていきたい」と話している。