県内にも12店舗を展開する大手中華料理店「餃子の王将」の大東隆行社長(72)が19日朝に本社(京都市山科区)前で拳銃のようなもので撃たれた殺人事件は、県内でも衝撃が走った。
和歌山市内の店舗ではこの日の昼も、いつもと変わらないにぎわい。しかし、名物社長のショッキングな事件に来店者らも一様に驚きを隠せない様子だった。「恐ろしい世の中ですね」(家族連れ男性36)、「テレビによく出て知っていたので驚き。何かあったのかな」(男性作業員57)、「スマホで見たけど、何かよく分からない事件で恐い」(出張で来県していた男性会社員30)などの声があった。
本社広報担当者は「お客さまに迷惑を掛けないことが社長の遺志。しっかり営業していきたい」と、今後も平常通り営業を続ける考えを示した。