世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級チャンピオンの真道ゴー選手(26・クラトキ)が22日、和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで初防衛戦を行う。対戦相手は同級10位のフディス・ロドリゲス選手(メキシコ)。17日にはクラトキジムで公開練習を行い、キレのある動きを見せた。
真道選手は5月、レナタ・セベレディ選手(ハンガリー)を判定で破り、新王者になった。初防衛を懸けた今回のタイトルマッチは、地元開催。地元の声援を背に、力の差を見せ付けるつもりだ。
挑戦者のロドリゲス選手は前に出てくるファイタータイプ。利き手は右。打たれ強く、メキシコ人特有の出所の分からないパンチを繰り出す。
真道選手は相手の試合の映像を見て特徴を把握。対策を練り上げ、試合のイメージを持って走り込みやスパーリング練習などをこなしてきた。減量も順調に進み、コンディションは良好のようだ。「足を使って自分の距離を保ちながら相手を下がらせたい」と戦略を語る。
公開練習ではシャドーボクシングやミット打ちなどを披露した。真道選手は「油断は禁物。誰が見ても『真道ゴーが勝った』と思うボクシングで圧倒したい」と意気込んだ。
試合開始は午後0時半。21日に調印式、計量が行われる。