10、11の両日に愛知県で開かれる第12回世界室内アーチェリー選手権大会最終選考会に、医療法人彌栄会(岩出市中迫)の土井友幹さん(27)、大嶋恵さん(24)、鈴木葵さん(22)の3選手が出場する。選考会で男女ともに3位以内に入れば、来年2月にフランスで開催される世界大会の出場切符を獲得。周囲の期待も膨らんでいる。
最終選考会には男女各24人が出場予定。年内に開かれた大会のうち、最も優れた2大会分の記録の合計得点(600点満点)で男子578点、女子563点の標準点を通過した上位選手が出場できる。五輪メダリストや日本記録保持者、全日本チャンピオンなど国内トップクラスの選手が参加予定で、し烈な争いが予想される。
選考会では18㍍の距離を2日間に分けて計120本射つ。的のサイズは直径20㌢。矢は1本につき10点満点で、外に外すほど点数が低くなる。
3選手はことし7月に開かれた全日本実業団アーチェリー選手権大会の団体で3位に入賞した実力者。現在は迫る選考会に向け、日々練習に取り組んでいる。2日には介護老人保健施設「やよい苑」で、本番を想定した模擬演習会を実施。メンタル強化などを目的に、職員が見守る中、腕前を披露した。
土井さんは「上位3人に入るのはもちろん、トップ通過できるように頑張りたい」、大嶋さんは「いいイメージを持って練習している。試合でもイメージ通りにできれば」、鈴木さんは「選考会に出られることがラッキー。持てる力を発揮したい」とそれぞれ意気込んだ。