県警がまとめた、ことし上半期(1~6月)の人身事故多発交差点ワースト1は、和歌山市西布経丁の国道24号宇治交差点(6件)だった。同所は交差点自体がカーブしているのが特徴。紀の川に架かる北島橋と接続しているため交通量が多く、歩行者や自転車の横断も多いので事故が起きやすいという。今月21日からは「秋の全国交通安全運動」がスタート(30日まで)。県警などは平成14年から12年連続の交通事故減少を目指し、活動を展開する。
同交差点ではことし2月、車が中央分離帯に設置された街灯に衝突し、運転手の男性が死亡する事故が起きている。
近くで営業する釣り店の男性店員は、「北島橋の南進側道は、左折限定なのに直進したり、交差点南進で市駅方面の右折が禁止されているのに右折したりと、事故が起きないかひやひやするね」と話していた。
ワースト2位は岩出市の中迫西(5件)、3位は和歌山市の三木町、県庁前、海南市の築地・築地西など(各4件)だった。