「救急の日」の9日、新日鐵住金㈱和歌山製鐵所(和歌山市湊)構内では、同社の自衛消防隊、日鉄住金警備防災㈱和歌山支社の救急隊員による救急訓練が行われた。
高所転落事故、熱中症、蒸気による熱傷などを想定して実施。熱中症の訓練では、通報を受けて駆け付けた隊員が、風通しのいい場所に患者を移動。血液を冷やすために脇の下や首の両側にアイスパックを当てるなど、素早く的確に対処した。
川合末幸支社長(63)は「いかなる事故に対しても有効に活動するための訓練。ことしの熱中症のシーズンは去ったが、これからに備えていきたい」と話していた。