集団で女性を乱暴しようと車に拉致し、けがをさせたとして和歌山東署は7日、いずれも和歌山市在住の18歳で、少年A(高校生)、少年B(解体作業員)、少年C(高校生)を集団強姦致傷容疑で逮捕した。
同署によると、3人は先月10日午前2時20分ごろ、同市中之島の路上で、帰宅途中だった同市在住の飲食店店員、女性(当時24)を、少年Bが運転するワゴンタイプ乗用車の後部座席に少年Aが押し込み、乱暴しようと押さえつけるなどして、女性の両腕や両足に全治5日の擦り傷を負わせた疑い。
女性が激しく抵抗したため3人は諦め、拉致した現場から約1㌔離れた同市宇治家裏の路上で約10分後に降ろしたという。同日、女性からの被害届を受理した同署が捜査を進め、車の色やナンバーの一部から少年らの犯行を割り出したという。
調べに対し、少年AとBは容疑を認めているものの、少年Cは「自分は強姦するつもりはなかった」と容疑の一部を否認しているという。