夏休みの子どもに災害について学んでもらおうと、和歌山市男野芝の和歌山地方気象台で7日、恒例の「夏休みこどもお天気広場」が開かれた。昨年までは予約制で40人ほどの参加者だったが、ことしは入場自由にしたところ、午前11時までに親子連れ約210人が参加。予想を上回るにぎわいを見せた。
参加者は、館内で実際のデータ処理を行う現業室や、敷地内の観測装置を見学し、雲作りや竜巻発生などさまざまな実験を体験した。市消防局中消防署の協力で地震体験車も出動した。
智弁小6年の宮井彰悟君(12)は「地震体験車を初めて体験した。津波の起こり方などがよく分かり勉強になった」と話し、防災業務課の今川哲之調査官は「子どもたちに災害に興味を持ち、知ってほしい。家族で話し合うきっかけになれば」と多くの来場者にうれしい悲鳴を上げた。