◇後期1回戦(27日)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
06ブルズ | 1 | 0 | 2 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 10 |
紀州レンジャーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
◇後期1回戦(28日)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
兵庫ブルーサンダーズ | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
紀州レンジャーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | X | 6 |
関西独立リーグ2013の後期公式戦が25日開幕。地元紀州レンジャーズのオープニングシリーズは27、28の両日、紀の川市貴志川スポーツ公園野球場に06ブルズ、兵庫ブルーサンダーズを迎え、2連戦に臨んだ。初戦の06戦は完敗したものの、兵庫戦では7回、2死満塁から内之倉主将の3塁打が飛び出し、逆転勝利を飾り、後期挽回への力強いスタートを切った。
前期3位の低迷脱出へ、石井監督が使命した開幕のマウンドは山林が務めた。06打線に対し初回に1点を許し、3回には2点の追加され、早々の降板となった。06打線の前に後続の投手も打ち込まれ10点を献上。味方打線の援護もなく完封負けを喫した。
兵庫戦も前日の悪いムードを払拭できず、序盤で3点のリードを許す苦しい展開となった。流れが変わったのは7回、追加点を狙う相手走者を捕手の高田が好ブロック。本塁を死守した懸命のプレーが、紀州ナインのガッツをよみがえらせ、その裏の攻撃では、相手投手の乱調もあり、2死から4連続四球で1点差まで詰め寄った。さらに2死満塁で打席に立った主将の内之倉が、鮮やかに左中間を抜き走者一掃、自らも本塁への生還を試みたが、あとわずか及ばず憤死。これまで好機にあと1本出なかったストレスを吹き飛ばすような主将の激走が、ベンチのムードを盛り上げた。8回にも、2死3塁から相手失策で1点を加えた紀州は、最終回、相手に1点を与え、なおも2死満塁とされたが、救援の金子が踏ん張り、2点差を守り切った。