平成24年の県内の出生数は2年連続減少の7423人(前年比37人減)、出生数から死亡数を引いた自然増減数は6年連続減少のマイナス5012人(同162人減)で、ともに戦後最低を更新したことが県の人口動態統計(概数)で分かった。婚姻件数は4664組(同63組増)で2年ぶりに増加したが、人口減少に歯止めは掛かっていない。
1人の女性が一生の間に生む子どもの数に当たる合計特殊出生率は前年を0・04上回る1・53で、全国平均1・41よりも高かった。
高齢化の進展で死亡数の増加傾向は変わらず、前年比125人増の1万2435人。平成10年以降は死亡数が出生数を上回る状態が続き、人口1000人に対する自然増加率は前年を0・2下回るマイナス5・1だった。
死亡原因は悪性新生物(がん)が34年連続トップで、全死亡者に占める割合は27・3%。次いで心疾患(17・7%)、肺炎(10・6%)となっている。
婚姻率(人口1000人対)は4・7、平均初婚年齢は夫30・0歳、妻28・6歳。離婚件数は前年比69組増の1959組、離婚率(同)は1・99で、前年の1・91を上回った。
時間に換算すると、出生は1時間10分48秒に1人、死亡は42分16秒に1人、婚姻は1時間52分42秒に1組、離婚は4時間28分18秒に1組となっている。