和歌山パリ祭実行委員会と和歌山シャンソン友の会など主催の第16回「わかやまパリ祭」が6月29日、和歌山市民会館小ホールで開かれ、約500人が伸びやかな歌声と見どころ満載のステージを楽しんだ。
今回は、ゲストに同市出身のシャンソン歌手、ヤスコWildさんを迎え、歌手のエディット・ピアフ没後50年にちなみ、ピアフの曲を多く取り入れた。
オープニングは、地元出演者とヤスコWildさんが歴史を彩った5人の女性の人生の一幕を、芝居や歌で紹介。妖艶な清姫や愛らしいマリリン・モンロー、知的な与謝野晶子などを演じた。
後半のソロの部では女性の出演者が多い中、安藤征男さんが軽快な「ピアノ弾き」で楽しませ、司会を務めたフリーアナウンサーの小林睦郎さん(67)も美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」を情感たっぷりに歌唱。振り絞るような力強い歌声で魅了した。
その他「ヤスコWildオンステージ」では、「私はマリア」「百万本のバラ」なども披露された。
同市東長町から訪れた女性(67)は「皆さんの素晴らしい歌声に、胸がいっぱいになりました」と笑顔で話していた。